「歯医者さんって、なんとなく苦手…」
そんな言葉をよく耳にします。
歯科医院に定期的に通っているにもかかわらず、虫歯や歯周病の治療を繰り返し、最終的には歯を失っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
歯科医院に通うことに苦手意識をお持ちの方の中には、歯や健康について“知らない”方も多いと思います。
何のためにどんな治療が必要であるのかがわからず、真っ暗闇の中を手探りで前に進んでいるような不安をお持ちかもしれません。
当院が大切にしているのは、患者さまにわかりやすく一つひとつの内容を丁寧にご説明することです。
そして、患者さまと一緒に目標設定を行い、人生の最後まで健康的なご自身の歯で食事を楽しめる未来を創造する歯科治療をご提供しています。
まず、歯周病とそのほかの生活習慣病との関係性をご存じでしょうか。
「口の中と病気は別では…」と考える方も多いかもしれません。
しかしながら、口は身体の入口であり、実は多くの病気の原因をつくる場所でもあります。
たとえば、川の上流から汚水が流れると、当然ながら下流も汚染されてしまいます。
つまり、口は身体における上流にあたり、口の中を清潔な状態に保っていなければ、健康的な毎日を過ごせなくなる可能性が高くなるのです。
歯周病の原因となる歯垢は「細菌」です。食べカスではありません。
それも、人間の便の1000倍以上も多い細菌なのです。
歯垢1mgの中には、10億個~100億個の細菌が存在しており、その種類は1000種類とも言われています。
また、メンテナンスのために通院し、歯磨き指導を受けているにもかかわらず、
虫歯や歯周病を繰り返しているのであれば、きちんと磨けていない証拠です。
メンテナンスの時、歯周ポケットまで検査し、歯垢を染め出しして仕上げてもらっているでしょうか。
「染め出しすると仕上げるのに時間がかかるから」
「歯周ポケットの検査は痛いから」
などの理由で正しいメンテナンスができていなければ、時間や費用を無駄に費やしていると言っても過言ではありません。
歯周病になると、歯肉から出血があり、生ゴミのような臭いがします。
腐った食べ物が臭うように、歯周病も口腔内の組織が腐ることで口臭が発生します。
昔は歯周病のことを「歯槽膿漏」と表現していたのは、歯茎から膿が出るからです。
歯肉から出血があれば、細菌が血管に入り、菌血症になることもあります。
24時間365日、細菌が血流とともに足先から骨髄、臓器、脳、指先まで延々と流れていくのです。
そのような状態が長く続けば、血管や各臓器が炎症を起こし、病気のリスクを高めてしまいます。
血液中の白血球数が高い方の中には、歯周病の方が多いというデータもあります。
薬を飲み、たとえ数値が落ち着いたとしても、原因は取り除かれてはいません。
歯周病を放っておけば、最終的には肝臓や腎臓などの内臓機能が低下し、命を縮めてしまうことにもつながります。
当院では、診療前に十分なプレゼンテーション(初回は約2時間弱)を行い、診療に移らせていただきます(緊急時は処置を先行する場合もあります)。
後は、あなた自身が健康的な身体と歯を手に入れるためのゴールを設定するだけです。
あなたの大切な歯と身体の健康を支え、さらには「健康寿命」を延ばせるよう精一杯サポートいたします。
ご興味がある方はぜひご来院ください。